RECOMMEND
2004. 10. octber
●父の祈りを
●体は全部知っている 著/吉本ばなな
●DANCING MOOD
●REAL HOT 2K4
●KCD !!
●だれの心にも唄はある
●父の祈りを 監督/ジム・シェリダン 出演/ダニエル・デイ・ルイス ピート・ポスルスウェイト 他
緩亭主のなかでここ10年ほど「お気に入り映画第1位」の座に君臨し続ける映画、「父の祈りを」のご紹介です。
多分40回くらい観てます。
微妙に地味なタイトルや、さっぱり内容がわからないビデオのジャケットのせいか、いまいち知ってる人に出会わない映画なのですが、ものすごく良いです。
ノンフィクションで政治的な話や裁判のシーンが多いので一瞬退屈そうな気分にもなるんですが、
いちばんのテーマは「(良い意味での)自分のルーツに対してのプライド」だと思います。
テロの濡れ衣を着せられたどーしよーもないダメ息子が極限状態で初めていろんな愛や誇りにに気づいていく、といった感じですかねー。
あんまり詳しく書くと、観た時おもしろくないかもしれんのでこれ以上はだまっときますが、
なんと言っても父親役のピート・ポスルスウェイト(超名優です)が「この人以外にこの役は出来んでしょう!」という素晴らしさです。
しまいにゃ彼が画面に出てくるだけで泣けます。
そしてダニエル・デイ・ルイス演じるダメ息子がどんどん強くなっていく様が、あからさまな感じではなくて、
例えば「目つきが変わってくる」とかそういった形で自然に表現されているのが何回観てもすごいです。
このダメ息子が精神的に戦う(裁判)前に体を鍛えるんですが、そのシーンを観ると「わかってるな!」と感心します。職業柄。
多分男の人はそういう「体を鍛える」とかいった感じで精神を強く保てたりするんですよね。
何はなくとも自分の心を強く保つためにまず体を強くする、とゆーよーな。
ちなみにこの映画を知っている人にこの映画がいちばん好き!と言うと「男らしいね!」と言われたことが2回ほど…。
これはDVDのジャケットです。地味でしょう。ダニエル・デイ・ルイスの映画はほとんどすきです。でも、ほとんど地味です。
でも、でも彼の出ている映画はあんまりハズレがないのでおすすめですよ。
●体は全部知っている 著/吉本ばなな 文藝春秋刊
はい。吉本ばななさんの本です(現在は‘よしもとばなな’のひらがな表記に改名されてます)。
吉本ばななの作品が好き、と言うと意外がられる事が多いんですが、もうむちゃくちゃ好きです。
新刊が出ると知るともういてもたってもいられないほど好きです。
彼女の本だけはBOOK OFFに出るまで我慢しきれません(笑、しかし本気)。
デビュー作の「キッチン」の印象が強すぎて、ものすごくあまーい作品が多いと思い込んでいる方もかなり多いと思われますが、
ある時期からの作品が、この私たちのすごす日常生活の中の、
ほんとにそこらへんじゅうにあるうれしいことや、悲しいことや、涙が思わず出てしまう耐え切れないことや、黒いことや、美しいこと、
そういったものを、単純にごくシンプルに簡単な言葉で的確に表現してあって、でもそれは多分いちばん難しい事だと思うし、
新しい作品を読むたびその劇的なシンプルっぷりに心から感嘆しますです。
実際私も「キッチン」からしばらくの期間のものは、失礼ながらまったく印象にない感じなんですが、
「アムリタ」という作品以降のものはどれも甲乙つけがたいほど大好きです。
で、全部おすすめといえば全部おすすめなんですが、今回はこの「体は全部知っている」という短編集をおすすめいたします。
これにはいっている作品は、人の体を扱わさせていただくという職種の私としてはほんとかゆいところに手が届く感じの作品ばかりです。
緩亭主はこの本に出てくる登場人物のような感じで体と心のバランスをとっていくのが理想だと思ってます。
心も体もそれぞれとっても大事ですが、どっちかだけにバランスが傾いたりするとともだおれしてしまうものじゃないかと。
でも大事大事にしすぎてもダメ。
だったらどうすりゃいいの?って話なんですが、具体的にそれを人に伝えるのは難しくて、でもこの本はそういう事を極シンプルに表現している!
最終的に「自分の心と体で感じるもの」を動物の勘のように信じる、というような…。
「なんかダルいんだけど、これはストレスのせいだわー」とごろごろしながら思ってたけど、ちょっと散歩して体動かしてみたら案外心も体もすっきりした!
みたいな事ってありますよね?
そういった事を「体を動かしたことにより血行が良くなり、また自律神経が刺激された事により云々」ではなく、
「ああすっきりしたー!よかったー!」と思って風呂はいって寝る!
そういう感じです。
ちょっと自分でわけがわからなくなってきたうえに本の紹介ではなくなってきました。
読んで下さい。そんな感じです。
いつも装丁も素敵です。この本の表紙の絵は緩亭主がだいすきなアロエの花です。
アロエの花の実物はこの絵の通りばりばりと生命力にあふれているので見とれてしまいます。
●DANCING MOOD
ゆっくりのんびり休日に聴きたいCDのご紹介です。
DANCING MOODは、ex SKA☆ROCKETS(福岡で活動中のSKAバンド) のPRINCE SHIROARIとLITTLE AIKOちゃんのふたりからなる奄美大島在住のサウンドです。
そしてそのPRINCE SHIROARI(PAPA-SHIROARIに改名の噂も(笑))がセレクトしたMIX CDが「DANCING MOOD」シリーズです。
なんかややこしい文章ですね…。
SKA、ROCKSTEADY、ERLY REGGAEを中心にセレクトされてて、現在vol.6まで発売されてます。
もうほんとにはやりすたりとはまったく無縁の名曲揃いなので、どれを聴いても全部聴いてもハズレなしです。
どんな世代でもなんとなく懐かしいと感じる音なので、お父さんお母さんと一緒に聴いても楽しめそう。
現にリビングでこのシリーズをかけると緩亭主の母は踊ってました…。(でもエレファントマンのビデオ観てた時も踊ってました…)
イメージ的に友達とのんびり部屋でしゃべったりドライブしたりする時に流れててほしい感じです。
プレゼントとかにあげてもきっと長く聴いてもらえると思いますよ。
このDANCING MOODシリーズのほかに「TREASURE BOX 」というシリーズもあってこちらはvol.2まで発売されてます。
こっちはそれぞれテーマが決まっててvol.1なんかはカバー・リメイク特集なので「聴いたことある!」って感じで楽しめますよ。
特に20代後半30代前半の方々は「ヴィーナス」あたりであつくなるはず!私はなる!
あー奄美行きたい。
のんびり踊ってくださいまし。ジャケがかわいいので飾るもよし。彼女に贈るもよし。ただしこそっとKILLER TUNEもアリ(笑)。
★DANCING MOODがオンラインで購入できます→DANCING MOOD
●REAL HOT 2K4
続いてご紹介するのは同じくCHOMORANMA SOUNDのDJ FAT SMITH氏プロデュース、福岡DJ陣のコンピレーションCD「REAL HOT 2K4 」です。
FAT SMITH氏はもちろんCHOMORANMAから‘横分けのラガマフィン’DANGER SHU氏、‘BLACK BELT’D.D.DRAGON氏、
HARMONY STARから‘博多の核弾頭’CAP ROCK さん、SISTA Rさん(個人的に緩亭主はこのふたりのステージは1回足りとも見逃したくない!!と心から思うくらい大好き!)、
ASIAN CLASHから3D氏、KINGSIZE氏、JAYさん、そしてSINBAL氏の豪華な10曲です。
緩亭主がこのCDをあけた時なによりうれしかったのはリリックが入ってたこと!
何回も現場のステージで観て聴いたことのあるチューンでも、リリックを知るとよりメッセージを感じることが出来て思い入れが深まる!
個人的な思い入れですが(笑)!
つらい時は四股を踏めばいいのねとか!!
が、緩亭主、このCDを手にしてから「あ!ばってん!!!」と気づくのに4日くらいかかりました…博多もん失格…。
ジャケもこんなに素敵です。素敵すぎです!!
★REAL HOT 10がオンラインで購入できます。→Nothing But Vybs
●KCD!!
福岡のレゲエ好きなら知らないわけがない、緩亭主もだいすき!
CHOMORANMA SOUNDのKCさんセレクトのMIX CD「KCD」シリーズのご紹介です。
KCDはその時期のダンスの現場の雰囲気満載なので、遊びに行く前に車の中で大音量で聴くとかなり勢いよく現場で遊べます!
そして「現場で聴いたあの曲が今聴きたい!!」と家で思った時も大活躍です!
でもただジョグリンだけじゃなく、ゆっくりめのチューンもしっかりはいってるのがうれしいところ。
ダンスホールレゲエはほんとに流行がはやくて次から次に新しいリズムが出てきて、
ちょっと前のチューンが全然現場でかからなくなったりして「あの曲で踊りたいけどもうかかんないのかなー」とちょっとしょんぼりする事もありますが、
そういう時緩亭主はその時期に発売されたKCDを聴きます。
大活躍です。
vol.1とか多分CDが割れるくらい聴いた!聴きすぎ!
(小ネタ→vol.3オープニングでは緩亭主も「KCD!」と言わせてもらって大喜び。)
今回発売されたKCD vol4は今までとまたちょっと違った感じで最後のほうがやけに泣ける!
緩亭主もうかなり聴いて現場に今すぐにでも飛び出したい衝動にかられまくりです。
Keep It Jiggy!!
一番手前にあるのがいちばん新しいvol.4(毎回楽しみな迷彩ジャケは今回は青!)です。KC社長じきじき「KCD」と男らしく書き込まれた微笑ましいレア盤です(笑)
★KCDがオンラインで購入できます→Nothing But Vybs
●だれの心にも唄はある
と、イースタンユースという素晴らしいバンドが昔うたってましたが…。
多分に洩れず、緩亭主は音楽がだいすきです。
ここ数年はすっかり基本はレゲエになってますが、けっこういろんなジャンルを聴いてきてると思います。
パンクとかハードコアとか?←偏ってますね。
多分レゲエの事はこれから先たくさん書いていくと思うので、ここではレゲエ以外で緩亭主の「いつも心にあるうた」を。
レゲエ以外で、となると、いちばんにあげるのがWRENCHというバンドです。
どうしてもこの人たちのアルバムを聴きこむ3日間が1年に1回は訪れます。
もともと(厳密に言えば違うんでしょうが、まあ広い意味で)ハードコア出のバンドでインディーズのころは超ラウド
(とはいえケンイシイがリミックスしたりしていた)なんですが、年月とともにどんどん音が変わっていき、
元Dry&Heavyの内田直之氏をエンジニアに迎えハードコア+DUBをやったりしててかっこいいです。
音が変わってもWRENCH で在り続けるのがすごい!
そして何よりリリックがものすごい(良い意味で)圧力感があって「あ!そういう事か!!」と目が覚めるような感じです。
特に2000年に出した「bliss」というアルバムの世界観がやめられませんです。
一枚通して聴くのがおすすめです。
あと、日本人では全然パンクとかハードコアではなくNEWEST MODEL(現・SOUL FLOWER UNION)を時々今でもひっぱりだして聴きます。
ジャンルわけがいまいちよくわからないんですけど、10年以上前のバンドで、当時もけっこう異色な音だったと思います。
番長ボイスです。
歳を重ねる毎にリリックの意味が理解できてきて、がつがつ聴いてたのは14・5年前なのに今でも気づいたら口ずさんでいて自分でびっくりします。
そして一般的に受け入れられる範囲の音ではNIRVANA、ものすごくやられてました。
特にアンプラグドのやつが大好きで、最後の曲(すいませんタイトルがわかりません)はふとした時に聴くとこれ以上切ない曲はない!と心のそこから思います・・・。
NIRVANAでヴァセリンズを知ってヴァセリンズのピンクのレコードを買いに走ったりしてました。
NIRVANAとくれば、いまでこそ色モノキャラに成りさがって(ある意味成りあがった・・・?)いるコートニー・ラブ率いるHoleも大好きでした。
カートが死んだ直後に出したアルバム「live Though This」はほんとに素晴らしくて、
当時は一生懸命ギターを練習してコートニー・ラブになろうと本気で思っていました(もう大人だったのに)。
恥ずかしい過去ですね。
でもほんとに「live Though This」は素晴らしいので、19歳くらいの女の子とかに聴いてほしいです。
で、本物のハードコア、「動物愛護ゆえに合皮の革ジャンを着ているバンド」等について書こうと思って昔のレコード見てたら、
ちょっと、…自分でも引いてしまう感じなので(笑)好きなお方は直接会った時にでもお話しましょう・・・。
BAD BRAINSとかはレゲエの要素もあってPOPなのかな…やっぱりこれも自分でミックスを作る時は入れます、間違いなく。作りませんけど。
…と、なんか無難な感じで収めました(笑)
ちょっとひく感じの中から1枚!かっこいいです!